HOME|茜色ジレンマ日記 text by 永利祐太




スポンサーサイト
2017年01月11日|-

一定期間更新がないため広告を表示しています






ビリジアン事務局、その後
2011年12月11日|#09
皆既月食があった昨晩、我々は再び中野に集っていた。

先月行われたアカネジレンマ第九回公演「ビリジアン」の精算会のためであった。劇団員以外は公演以来会っておらず、再会に歓喜した。予約した店での二時間があっという間に過ぎ、そして忘年会で混み合う町のなか、ぞろぞろと歩き、終電近くまで二次会もやった。

名残惜しいが、「ビリジアン」に関する業務はこれで終わった。

しかし、あの人物たちは、ビリジアンは、どこにだっている。


そして、ゲネプロを撮影したスチールのデータをいただいたので、ここで少しばかり紹介しようと思う。
あらためまして、深沢さんありがとうございました。



▲ 何度も稽古した第一章・夏のシーン。



▲ 営業スマイル。



▲ もちろんどのシーンも好きだが、個人的にここは特に好きです。



▲ 「知事」のシーンは、僕にも冒険した場面だった。



▲ このラストシーンを任せられるのは、この人しかいない。



▲ 新生ビリジアン事務局。


▼ おまけ。現在のPCのデスクトップ。






『ビリジアン』閉幕に寄せて
2011年11月21日|#09
アカネジレンマ第九回公演「ビリジアン」無事に閉幕いたしました。
ご来場いただいたお客様、本当にありがとうございました。

この「ビリジアン」は、最初にタイトルを決め、四季を通した話にしようとか、ビリジアンという単語がたくさん出てくる話にしようとか、そういった外枠が出発点だったように記憶しています。その時点では、ビリジアンが何なのか、劇団員にも、書いている本人にもわかってはいませんでした。

稽古前、突発的に河口湖へ行ったとき、富士山という大きな存在のもとにある町や人々を見てきました。そこに住む人々にとっては、富士山は日常的にそこにあるものでしたが、心の奥底に「我々には富士山がある」という確かな支えになっているように思えました。

台本を書き始めた当初、劇中の人々にとって、ビリジアンはそういった存在でした。町に恩恵をもたらし、人々の生活の中心になっている怪獣。

しかし、稽古を進めるにつれ、ビリジアンが単なる怪獣ではないことに気づいていきました。人物たちのなかに、ビリジアン的な何かが存在することが、徐々にわかってきました。それは例えば、経理にとっての通訳だったり、飼育にとっての記録だったりしました。そういう意味で、ビリジアンは怪獣とは別の顔を見せることになりました。

これを見ていただいた方々にも、ビリジアンが見つかれば、それほど嬉しいことはありません。


アカネジレンマ第九回公演「ビリジアン」
2011年11月16日(木)〜20日(日) 中野・劇場HOPE

脚本・演出/永利祐太

CAST
所長(所)/世 界(秘密結者)
秘書(堤)/唯島久実
営業(丹波)/園田裕美
新人(俵山)/上川原睦
経理(徳永)/高野あさな
通訳(戸田)/宮崎泰樹
飼育(津軽タモツ)/水本貴大
記録(津軽チヅ)/河野真紀
バイト(轟)/西真寿美
太郎・次男・知事/安田ヨーグルト
医師(天道)/奥田満

STAFF
舞台監督/近藤裕紀
美術/伊藤智史
照明/古川睦子
音響/田中紘史
映像撮影/木場周平
スチール/深沢飛鳥
協力/高橋京子
制作/松島瑞江(エムキチビート)

 

キャスト・スタッフのみなさまに、この場を借りて厚く御礼を申し上げます。
ありがとうございました。





『ビリジアン』本番日記
2011年11月19日|#09
   

アカネジレンマ第九回公演「ビリジアン」
ただいま本番中です。ご来場いただいたみなさま、これからご来場いただくみなさま、本当にありがとうございます。

お客様からの嬉しい感想を聞き、幸せに思っております。お褒めの言葉も、厳しい言葉も、みなさまからの愛情とともに受け取っております。

本日は土曜日、昨日に引き続き、マチネ14時、ソワレ19時30分、二回公演です。いよいよ残り3ステージとなってしまいました。まだお席に余裕がございます。当日券もございます。

中野・劇場HOPEにて、お待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。





『ビリジアン』稽古場日記5
2011年11月14日|#09
11月14日(月)

最後の稽古を終えたところだ。三月の経験があるから、本当に無事幕が開くのか、不安ではないと言えば嘘になる。しかしそれでも、僕たちはこの一ヶ月半の間、この「ビリジアン」という作品をお客様に届けるために、戦ってきた。そのことは、まぎれもない事実として、ここにある。

いま、僕の机の前の壁には、稽古予定表と、台本を書くにあたって構想や人物相関図などをまとめたメモ紙が貼ってある。10月1日に顔合わせをして、約一ヶ月半が経ったのだ。そして、このメモ紙からは予想もしなかった芝居が、できあがってきた。そのことも、まぎれもない事実として、確かに存在する。

それらの現実をもって、僕たちはお客様を架空の町・緑町へと誘いたいと思う。九年前、突如としてビリジアンが現れ、恩恵をもたらした、その町へ。

アカネジレンマ第九回公演「ビリジアン」は、11月16日(水)より、中野・劇場HOPEにて開幕いたします。多くの人にご覧になっていただきたい、愛おしい作品になっております。どうぞよろしくお願いします。






『ビリジアン』稽古場日記4
2011年11月05日|#09
恐縮ながら、11月5日はわたくしの誕生日でありまして、稽古場ではみなさまにお祝いをしていただきました。

休憩中に外で煙草を吸い、稽古場へ戻ったら電気はついておらず、みんながゆっくりと歌を歌いだした瞬間には、涙をこらえきれんほどの感動が私を襲ったのであります。

いや、本当に、みんなには感謝してもしきれぬ思いでいっぱいなのです。

僕が書くと嘘くさく聞こえるので、あまりつらつらとその思いを書き尽くすことは、あえていたしませんが。

思い返すと、稽古場で誕生日を迎えるのは、まだ劇団を始める前の僕のデビュー作での稽古場以来のことで、そのころから付き合いの続いているのは宮崎くんだけになってしまいましたが、そうした関係性を築けている奇跡と、また新たな出会いによって集まったこのカンパニーの奇跡に、また心を揺さぶられている次第です。この仕事を続けていて、よかったなと思えた瞬間でありました。

本当にみなさん、ありがとうございました。

 

*************
アカネジレンマ第九回公演
「ビリジアン」
2011.11.16(水)〜20(日)
@中野・劇場HOPE





『ビリジアン』稽古場日記3
2011年10月25日|#09
今回は、日本のどこかにある田舎町、緑町にある、小さな会社が舞台の物語だ。

稽古を積み重ねてきて三週間、ようやくみんなが、緑町の住人になり始めた。台本に散りばめられたひとつひとつの台詞が、時には、さりげなく出て来たひとつのアイテムが、その町に、その世界に生きるための、手助けをしてくれる。

しかし、我々が目指すべきところはあくまでもビリジアンだ。何の変哲もない田舎町に、突如恩恵をもたらした、その存在。

今回の稽古は、それが一体なんなのか、台本と格闘しながら、稽古場で格闘しながら、探し当てる旅だと思っている。うまくいけば、今週中にはその答えにたどりつける人もいるかもしれない。

みなさまには、ぜひ劇場にて、その答えを見つけていただければと思っている。
本番まで、あと20日。


 

稽古後の飲みで、居酒屋に突如現れた、セカイレッド。

*************
アカネジレンマ第九回公演
「ビリジアン」
2011.11.16(水)〜20(日)
@中野・劇場HOPE





『ビリジアン』稽古場日記2
2011年10月17日|#09
なぜか夏のように暑かった日曜日は、昼夜稽古であった。

ほぼ荒立ちを終え、抜き稽古に入った。なかなかいい感じに、進んでいるんではなかろうかと思う。

最近は飲みに行くメンツが定まってきてしまったから、主宰としては、珍しいメンバーとも飲みに行きたいところではある。それだけが、苦言のひとつか。

さあ、本番まであと一ヶ月を切った。

 

*************
アカネジレンマ第九回公演
「ビリジアン」
2011.11.16(水)〜20(日)
@中野・劇場HOPE





『ビリジアン』稽古場日記1
2011年10月11日|#09
いくら言葉で説明しても、実際にビリジアンを見たことがなければ、それがどんな色なのか、知ることはできない。

小学校のころ使った絵の具のなかにあった色をタイトルにした芝居の稽古が、10月1日よりスタートして早くも10日が経ってしまった。今回は、アカネジレンマ史上最多の11名が出演、うち初参加が6名、年齢も40代から20代前半と、もっとも幅の広い布陣となった。

稽古は日曜より立ち稽古に入ったが、今回は(も?)台本に書かれていない部分が多く、ちりばめられたほんの少しのヒントを手がかりに、空白の部分を埋める作業をしているところ。これがかなり疲労を誘う作業で、必然的に稽古後にはエネルギーを求めてさまようことになるわけだ。

 

問題は、「ビリジアンとは何か」ということなのだと思う。

*************
アカネジレンマ第九回公演
「ビリジアン」
2011.11.16(水)〜20(日)
@中野・劇場HOPE



<<   1 / 1   >>